看護師として働いていると、誰もが一度は転職を考えるのではないでしょうか?
「転職したい」そう思った時、すぐに行動できないのはなぜでしょうか?
それはきっと、『転職は人生の大きな分岐点』になるからだと思います。
大きな決断をするには多くの悩みがつきものです。
特に看護職では人間関係や責任感、お給料やキャリアアップ…
様々な悩みがあると思います。
今回は看護師の転職時の悩みを10個とともに、悩みを和らげる方法を紹介させていただきます。
国立病院に4年勤務したのち、老健へ転職。
転職後はなんと、役職が付き採用面接立ち会いを経験。
現在は残業もなく、自分の時間を楽しみつつ、副業に奮闘中!
看護師が転職したいと悩む4つのパターンと解決法
お悩み1:人間関係
看護師の悩みでダントツに多いのが人間関係での悩みだと思います。
看護職の約9割が女性、また看護職は年齢層が広いところも特徴です。
そして何より、看護師はスタッフ間のコミュニケーションが重要なお仕事です。
苦手なスタッフがいても、コミュニケーションを取らないという選択肢はありません。
この悩み…
正直解決するのは難しいですよね。
解決策
ズバリ、職場または病棟や担当を変えることです。
転職をして心機一転もOK、または部署移動を依頼することです。
転職先の人間関係を知るのは難しいですよね。
実際に働いている人から聞けると一番いいですが、他にも実際に見学に行ってみる、または転職サイトの人に聞いてみるという手段もあります。
お悩み2:責任の重さ、業務量の多さ
人の命を預かる仕事。
とっても、とっても大きな責任がのしかかる仕事です。
そして、業務量もかなり多いです。
常に多重課題で、体も心も疲弊してしまいます。
解決策
これも人間関係と同じく、職場の環境を変えると解決できることが多いです。
急性期の病棟や重症度の高い科は、どうしても業務量が多くなってしまいます。
命を預かる仕事、という面での責任感はどのような科や職場でも同じではありますが、比較的ADLが高い場所やクリニックは業務量が少なかったり、常に生死と向き合うような精神的な負担は少ないように思います。
また、老健や特養などの施設では介護士がいるため、看護師が負担する日常生活援助が軽減し、業務量が少ない可能性もあります。
お悩み3:お給料
仕事量や責任感と比べると、お給料が低い…
そのように悩んでいる人も多いと思います。
残業代や夜勤代で稼いでいる、そんな人も多いのでないのでしょうか?
解決策
転職をせずにお給料の問題を解決するには、専門性の高い資格を取る、または役職をもらう、そして長く勤めて昇給するのを待つ、という方法があると思います。
看護師は本当に職場によってお給料が異なってくる職種だと感じています。
業務量が少なく、残業がほとんどないのに高月収な職場も時折見かけますよね…
転職をする際は、基本給以外にも、夜勤の手当や回数を確認することをお勧めします。
また、残業自体が苦でない方は、残業代がしっかりと出るのかも確認しましょう。
お悩み4:プライベートの時間が取れない
上記と少し被る内容ですが、業務量が多く、残業が多いとプライベートの時間が取れないことが多いですよね。
帰宅後、好きなことを楽しむ時間がなかったり、または残務を自宅でやったり。
そして、仕事が何時に終わるか分からず、なかなか仕事終わりの予定を入れづらい…
解決策
この問題の解決策は、部署移動でもいいですが、やはり転職するのが一番いいと思います。
残業が少ない、また自宅から近く通勤時間が短い職場を選ぶのが一番いいと思います。
広告
看護師が転職時に悩む6つのパターンと解決法
お悩み5:転職したいと言えない
看護業界は人手不足のところが多く、それゆえに忙しくなっていることが多いです。
そのため、上司に辞めたいことを伝えられない…
そんな人も多いと思います。
解決策
解決策ですが…
「勇気を出して伝える」
これが一番です。
自分の人生です!
自分の好きなように人生を送りましょう!!
そのために、なぜ辞めたいのかを上司にしっかりと説明できるように準備をしましょう。
人手不足であり、上司も辞めて欲しくないと思っている事が多いため、引き止められることもあるでしょう。
しかし、そこで負けないように自分の意思を固めておきます。
「残業が多く体がついていかない。」
「職場までの距離が遠く通勤が大変だ。」
何か一つでも、「辞める理由」を明確にしておきましょう。
辞めたいことを伝えた後は、次の職場をすでに決めてしまうのも一つの手ではないかと思います。
お悩み6:転職のタイミングがわからない
転職のタイミングで悩む場合、2つのパターンがあると思います。
1つ目は、転職活動に適した職場の継続年数。
何年働いたら、転職を考えてもいいのかという悩みです。
2つ目に、転職を決めたが、どのくらい前から転職活動をしたらいいのかという悩み。
解決策
1つ目のどのくらい働いたら転職を考えてもいいかという悩み。
転職するかどうか、迷っている段階であれば、3年ほど働いて辞めるのがいいのではないかと思います。
また、プリセプターなど新人への指導経験があると、転職先が多く探しやすいと思います。
しかし、今すぐ辞めたい!
という人は、すぐに辞めるのもOKです。
現在、私も職場の看護師の採用に関わることが増えてきましたが、人手不足であり、続けてくれるのであればどんな方でも入職してほしい…というのが本音です。
実際に、未経験の方も採用している現状です。
ただし、短い期間で辞める場合は、面接時に理由を聞かれることが多いため、ポジティブに説明できるよう準備をしておきましょう。
2つ目の転職活動を開始するタイミングですが、何度も繰り返していますが、看護業界は人手不足であり、1週間あれば転職先を決めることは可能です。
しかし、しっかりと自分の条件や職場の条件を見直すためには1〜3ヶ月ほど余裕を持って行動することをお勧めします。
お悩み7:いい転職先を見つけられるか不安、転職に失敗しないか不安
せっかく転職したのに、思っていたのと違った…
転職に失敗した…
そうならないか不安になってしまいますよね?
そのような不安があるみなさん…
いい職場とはどんなところでしょうか?
解決策
いい職場とは、人によって違うと思います。
お給料が高いところがいい職場と考える人もいれば、お給料はそこまで高くなくても、残業が少なくプライベートの時間がしっかり取れるところがいいと思う人もいます。
自分にとっていい職場とはどんなところなのかを明確にしましょう。
そうすることで、転職の成功率はぐんと上がります。
詳しくは転職中に抑えるべきポイントの中で紹介しますね。
お悩み8:転職先の雰囲気や人間関係が気になる
転職したい理由の中で出てきた悩みと同じになりますが、人間関係で悩み転職するのであれば、転職先の人間関係も気になるところですよね。
解決策
先ほどと同様に実際に働いている人から話を聞く、または転職サイトを利用することで解決できます。
転職サイトによっては、企業ごとに担当のスタッフがいたり、実際に転職した人からの声を聞いているため、よりリアルな人間関係を知ることができます。
お悩み9:転職後のお給料が心配
求人サイトにお給料は記載されていますが、実際はどうなのか気になるところですよね。
解決策
転職サイトを利用し、詳しいお給料の情報を得る。
また、実際に面接をし内定をもらうと「採用条件通知書」などの、お給料の予定の詳細が載った用紙をもらう事ができます。
これらを確認してみましょう!
お悩み10:転職活動の方法や具体的な流れが気になる
転職活動の大まかな流れとしては、求人情報から転職先を探す、または転職サイトを利用し転職先を提案してもらう。その後面接をして、めでたく入職!
という流れになります。
転職サイトは自分の条件にあった職場を提案してくれたり、面接のサポートもしてくれます。
その上、無料で利用できるので、ぜひ利用してみてください。
私が実際に「マイナビ看護師」を利用して転職した時の流れはこちらから↓
看護師の転職にはマイナビ看護師がおすすめ!【サイト登録から内定までの実体験】
転職中に抑えるべきつのポイント
転職の理由を明確にする
まずは、なぜ転職したいのかをしっかりと考えましょう。
職場の環境、自分の性格など…
なぜなら
転職したい理由=転職先の条件
となるからです。
詳しい内容はこちらの記事を参考にしてください。
看護師の失敗しない転職方法【自己分析と条件整理】
情報収集を念入りに行う
転職先の条件が決まったら、念入りに情報収集をしましょう。
一番手っ取り早く、簡単なのは転職サイトを利用し、担当者に相談をする事です。
自分の条件にあった職場を提案してくれます。
また、条件が明確になっていない場合でも、悩みを解決する提案もしてくれます。
さらに、気になる職場があれば、その職場のホームページを見てみましょう。
職場の雰囲気や実際の活動などを知る事ができます。
視野を広げる
私は転職する際に病院かクリニックという選択肢しか持っていませんでした。
強いていうなら、運転はしたくないし、訪問看護はやめておこうかなぐらいでした。
しかし、看護師は色々な場所で働くことができます!
病院以外にも、クリニック、美容クリニック、訪問看護、高齢者向け施設、保育園、一般企業など…
少し前にドラマで波瑠さんが産業医の役をやられていましたが、そのドラマを見て、企業に勤めるという手もあるのか!と初めて知りました。
一つ注目してほしい点として、医師の勤務状態です。
大きな病院では医師がいない瞬間は1秒もありませんが、施設や訪問看護となると医師がいない時間があります。
そのような点も視野に入れて情報収集を行いましょう
転職後の自分をイメージする
最後に、その職場に転職したら自分はどのような生活を送ることになるのか想像をしてみましょう。
現在と異なる科に転職すると、間違いなく自己学習をする時間が必要です。
もし、残業がある場所であれば、帰宅時間も遅くなり、その後に自己学習をすることになります…
通勤時間や休日の日数が変わると、自分のプライベートの時間が変わってきます。
転職した職場での仕事内容なお給料だけでなく、自分の生活自体を考えてみましょう!
面接時のポイント
上記の、「転職理由を明確にする」で分かったこと、気になったことを振り返りましょう。
面接に向けて、聞きたいことを事前にリストアップしておきましょう。
ー具体的にどんな業務をするのか
ー夜勤はあるのか、何回あるのか
ー休みはどのくらいあるのか
ー残業はあるのか
など…
業務量や責任が気になる方は日勤帯や夜勤帯のスタッフの人数を聞くのもおすすめです。
また、年配のスタッフが多い職場、若手のスタッフが多い職場など、職場によって年齢層も異なるため、現在の職場の年齢層などを聞いておくと自分にあった人間関係を見つけるために第一歩となります!
転職サイトを利用していると、担当スタッフが面接に付き添いをされる場合もあります。
事前に気になっている内容を伝えておくと、自分で聞き忘れていた時に代わりに聞いてくれることもあります。
広告
おすすめの転職サイト
私が、実際に利用して転職をしたのは「マイナビ看護師」です。
実際に使用した時の流れはこちらから確認してみてください!
看護師の転職にはマイナビ看護師がおすすめ!【サイト登録から内定までの実体験】
マイナビ看護師≪登録無料≫ を利用してみる!!
他にもサイトによって、入職時にお祝い金がもらえたりするサイトもありますので、さまざまなサイトをみてみて、自分にあったサイトを選んでみましょう。
どのサイトも登録や相談は無料なところがほとんどなので、積極的に利用し、より良い転職先を見つけましょう!
まとめ
今回は、転職したいと思った時に悩むこと、実際に転職活動中に悩むこと、また面接時のポイントなどをまとめてみました。
一番大切なのは、考えることと行動することです。
なぜ、自分は転職をしたいのかをしっかりと考え、そして実際に新たな職場を探してみましょう!
面接をして、内定をもらったからといって必ず入職しないといけないわけではありません!
「自分は今よりも良い職場に転職できる」という事がわかるだけでも、人生が楽しくなりませんか?
転職に悩む看護師の皆さんに、少しでも参考になる点があれば幸いです。
【2022年】現役看護師が選ぶ看護師の転職におすすめのサイト5選!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
広告