最近、老健へ転職したことを伝えると
「施設は大変でしょう…??」
「忙しいでしょう??」
と聞かれることが多くあります。
その度に
なんでみんな、そんな風に言うんだろう…
施設って忙しいイメージなのかな?
と思っていました。
初めに、結論から言いますと…
転職してよかった〜(*´∇`*)
と思ってます!
私の様に思っている方もいれば、そうでない方もいると思いますので、私が老健施設で働くことを決めた理由と、実際に働いてみた感想をまとめていきます。
実際に様々な病院、施設がありますので、必ずしも私の様に感じる方ばかりではないことをご理解ください。
転職に対して不安がある方に、読んでいただくことで少しでも支えになればと思い書かせていただきます。
新卒→国立病院に4年間勤務、その後老健に転職して9ヶ月(2020.1月現在)経過。
老健施設を選んだ理由
転職を決めた理由についてはこちらの記事を読んでいただければと思います。
転職したい理由のまとめ
・業務量・残業が多い
・同職の他施設と比較し給料がやすい
・常に生死に関わる仕事で精神的ストレスが大きい
・自宅から遠い
ということがあげられました。
転職活動をする上で、上記のことを伝え転職先を探しました。
すると転職サイトの方から、
施設などは考えたことありますか?
と言われました。
老健を進められた理由
・業務量が今より少なくなる
・残業が少ないところが多い
・夜勤があるため、お給料が大幅に下がることはない
と進められました。
転職サイトの人からこの様に説明された私は…
施設=いい職場!
というイメージを持ちました。
転職サイトの人に勧められ老健に転職をすることを決めました。
(最終的には病院・施設含めいくつか面接に行き、実際の職場の雰囲気などを確認してから決めました)
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老健と病棟看護師の違い
ここからは老健施設で働いてみて、実際に感じたことをよかった点、気になる点で分けてまとめていきます。
老健のよかった点
・介護士がいる!
これが1番の大きな点です。
つまり…
日常生活の援助は大方、介護士さんが行う(私の施設の場合…)
食事介助/口腔ケア/トイレ介助/おむつ交換/お部屋の環境調整や物品の管理
など、介護士さんが中心として行ってくれます。
・医療行為が少ない
介護老人保健施設とは、病院に入院していた患者さんが、自宅へ戻る前のワンステップとして作られいる場所です。
そのため、基本的には病院での治療が終了しているということです。
疾患により生死に関わる様状態の利用者さんが少ない
つまり…
①点滴などの医療行為が少なくなる
実際に私が働く施設での医療行為は…
配薬/軟膏塗布/採血(夜勤時に多くて2人、ないことも多い)/点滴(ほとんどないが必要時3日から1週間程度)ぐらいであり、業務量はかなり減っています。
針を使うことが極端に減りました。
②精神的ストレスの減少
まず、施設を利用している利用者様、みなさま御高齢の方がほとんどです。
そのため、何があってもおかしくない状況であることは念頭に置き、施設によっては看取りを行っているところもあります。
しかし、病院で働いていた時の様な、”いつ急変するか”という様な、精神的な負担がかなり減りました。
・利用者さんに寄り添った関わりができる
私が施設で働き出して驚いたことの一つとして、プラセボを使っていたことです。
眠剤ですと言いながら、ラムネやミンティアの様な粒状の物をお渡ししていました。
病院にいた時には絶対に考えられない行為でした。
しかし、実際に利用者さんは安心した様子で、しっかりと眠られます。
プラセボでしっかりと休んでいただけるのであれば、余計な薬を飲まずにすみ、利用者さんの体への負担も減らすことができますね!
・業務に対する自由度が高い
大きな病院と異なり、完全なマニュアルなどがないため、自分たちが働きやすい様に業務内容を調整していくことができます。
スタッフみんなで、よりよく働くためにはどうしたらいいものかと考え、そして変えていくことができます。
ここからは施設によってかなり違ってくるかもしれませんが…
・アットホーム感
私が働いている施設では、面接に行った時から「アットホーム」感をすごく感じていました。
病院とは全く違う、「利用者さんの生活の場」といった雰囲気でした。
そこが決め手になったところもあります。
・残業がほとんどない
急変や受診対応で、残業となることもありますが基本的には定時で終わることができています。
残業をしたのは9ヶ月で3回ほど…!!
・お給料
国立病院で働いていた頃より少額ではありましたが基本給が高かったです。
老健の気になる点
・幅広い知識が必要
病棟勤務時の様に〇〇科と決まっているわけではないので、今まで関わることが少なかった疾患を持っている利用者さんもいらっしゃいます。
そのため、やはり勉強は必要になってきます。
しかし、看護は全てを一人で行わないといけない職種ではありません。
特に施設などではベテラン看護師も多くいるため、アセスメント内容を共有したり、助言をもらったり、助け合いながら看護を行っていくことで、利用者さんにより良い看護を行うことができ、さらに自分の知識にもつながっていきます。
・医師が24時間いるわけではない
老健では医師が常勤でいることを決まりとされていますが、常勤であるだけで24時間ずっといるわけではありません。
そのため、医師がいない時間帯に急変があれば、初期対応は自分の判断で行うこととなります。
特に、施設によっては夜間帯は看護師1人のみのところもあり、判断力が必要とされることがあります。
ある程度の知識や経験がないと、利用者さんの安全を守ることが出来合いので、看護師1年目などで施設で働く場合は、上司と相談し1人になることが内容対応を考えてもらいましょう!
注意点
次に、転職をする上での注意点をまとめていきます。
なぜ転職したいのか自己分析を行い、自分の中でしっかりと次の職場に求める条件を整理しておきましょう。
そして、その条件が可能な限り達成できる職場であるか検討をして判断をしましょう。
特に、業務内容や残業の有無、休日の日数、お給料など、実際に働かなくてもわかる事はたくさんありますよね(*^^*)
不安であれば、実際を知っている人に詳しく話を聞くのもいいと思います。
おすすめは転職サイトを利用する事です。
特に看護師など職種に特化した転職サイトであれば、転職サイト側のスタッフさんが、職場先についてたくさんの情報をもたれていますので、積極的に活用していくことをおすすめします。
こちらの記事も参考にしてみてください。
また、職場において重要になることの1つとして人間関係がありますよね。
ここは「知人が働いている」、または転職サイトの人の情報も得ることができますが、働いてみないとわからないところです。
私はありがたいことに、今まで上司やスタッフに恵まれた環境で働くことができています。
どうしても、この問題につまづいてしまう場合は、自分の身体が壊れてしまう前に再度転職をしたり、しっかりと身体を休めましょうね。
この記事を読んでくださっている方が、最後のこの難点をクリアできる職場を見つけられる様願っています。
まとめ
最後に、実際に病棟看護師から老健施設へ転職した感想をまとめていきます。
転職をしたことによって、年収は下がってしまいました。
1年目でありボーナスがほとんどなかったこと、また月々のお給料でみても、残業代がなくなったので減ってしまいました。
しかし、仕事量もストレスも減り、心身ともにとても健康になりました!
顎から首にかけて出ていた湿疹もなくなり、夜もしっかり眠れる様になりました。笑
また、残業がないことで自分の時間がかなり増え、充実した生活を送ることができています。
そして結論の、転職してよかった!!につながっています!
今の職場で苦しんでいる方は、ぜひ転職を検討し、行動することをおすすめします。
しっかりと考え、探すことで自分にあった職場を探しましょう(*´∇`*)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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